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2006年8月30日 (水)

メッキのてつです。

ども、メッキのてつです。
最近は工場長につきっきりで仕事をしています。

円筒の内径やリングのバフメッキ仕上げを手掛けています。
リングなんかは、バフの磨きの腕にかかっていますが、内径を仕上げるにはメッキの技量がものすごく問われます。
すなわち、治具にものすごい神経と時間を費やします。

小さい物や大きい物、内径には様々な種類があります。
時にはカーブやとがった物の内径なんかもこなしています。
そんな中我が社の工場長ときたら、豊富な経験からいとも簡単に仕上げることがあります。

そのすごさというのはあまりわかりにくいと思いますが、簡単に言うと他社のメッキ屋さんで「出来ません」と断られた品物が、うちの工場長が簡単に仕上げることが俺はすごいと言っているのです。
いわば、工場長は第2のオヤジってとこスね。

でも、工場長とつきっきりで怒られて腹立つ時もあります。
むかつく時だってあります。
けれどそれは、俺が未熟な証拠です。
オイラもいつか工場長になれるように頑張りたいです。

メッキのてつでした。

〒210-0854
神奈川県川崎市川崎区浅野町3-10
(有)有冨硬質クローム
      TEL044(333)1301
         FAX044(333)1211

http://www.navida.ne.jp/snavi/3533_1.html

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2006年8月17日 (木)

バフのももです。

夏季休暇も終わり、今日からバンバン仕事をします。

最近、板物の鏡面仕上げの品物が数多く入ってくるようになり、仕事が増えて嬉しい限りなのだが、板金の加工の工程上からなのか、表面がサンドブラスト加工した後の地肌になっている板物が多々あります。

我が社の粗サンドペーパーは、一番粗い目で#180なので、何度もペーパー処理しないと表面のザラザラ肌や大きな傷はなかなか取れない。

#180、#250そして#250に油を塗り、目を潰した状態で再度かけて、最後にバフ研磨という段階で前処理を進めています。

が、品物そのものがペーパー作業により熱を持ってしまう。
その上、角をだらさないように細心の注意をしつつ、火傷覚悟で取り組まないと上手く仕上がらない品物!

職人たるもの、品物に対してそのような覚悟も時には必要なのではないでしょうか?

〒210-0854
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2006年8月 3日 (木)

メッキのてつです。

ども、めっきのてつです。
最近はバルブを手掛けてます。
暑さとメッキ槽の温度で、工場内も35度超となっています。

そんな中、バルブをセットするのは大変な作業なのですが、洗浄するのも本当に神経を使います。
その洗浄について、少しお話をしたいと思います。

厚くメッキをつける場合、長い時間メッキ液中につけるのでクロム酸の蒸気によって、大きいものだとバルブの「かさ」の部分にクロム焼けが残ります。
そのまま納品するわけにはいかないので、きれいに落としてクロム焼けが残らない状態で納品するため、たんねんに水を注いで又はお湯を使い、スコッチブライトでひたすらこすり続けます。

かなりの時間を費やすことになります。
それには時間やコストがかかりすぎ、洗浄とコストの戦いになります。
一般の人がこれを読んだら、「なんだこんな事で」なんて思うかもしれない。
けれど私は、こういう小さいところを大切に考え、克服していかないと進歩はないと考えます。

洗浄とコストの新しいやり方 ・戦略を練り続けている。
私なりのやり方で、あまり薬品に頼らず、よりよい出来の高品質の品物を心掛けています。
それでは、また。

〒210-0854
神奈川県川崎市川崎区浅野町3-10
(有)有冨硬質クローム
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